インテリアショップ 『カラフェ』のスタッフブログ
作家訪問Diary2_井上美樹さん
東海地方が大雨だった7月11日、
ガラス作家の井上美樹さんが製作活動をされている金沢市に行って来ました。
金沢も雨の予報でしたが、なんとか持ち堪え、良いお天気の中、
取材をさせていただきました。

電話で伺いたい旨をお伝えした際、frescoさんと同様、
井上さんもまず「熱いですが、宜しいですか?」のご質問…
迷う事なく「よろしくお願いします。」
で伺う事になりました。

井上さんは金沢市が運営している牧山ガラス工房で製作をされています。
緑に囲まれ、カエルがいっぱいいる長閑な環境に牧山ガラス工房はあります。
牧山ガラス工房は、過疎が進み廃校になった小学校の校舎を再利用しており、
いたる所にその名残がありました。
こちらの工房では、井上さんだけではなく他の作家さんも製作活動をされています。
地元の方もいらっしゃるようですが、
全国から作家さんがこの牧山ガラス工房に集まっているとか。
この日は、井上さんのお知り合いの作家さんに1〜2時間程場所をお借りして
取材をさせて頂きました。貴重な時間を頂き、本当にありがとうございました。
井上さんが言われた通り工房内は熱かったです。
↑BBQのようですが、竿を温めている所です。
温めていると言っても竿の先は触れない程熱いです。
↑1200度の窯。
この中でガラスが溶けています。
1200度の窯の蓋があくと、皮膚が焼けるような感じがし、
何もしていなくてもジワジワと汗が出て来ます。
夏場は長時間この環境下にいると意識が朦朧としてくるほど…。
金沢は美味しい日本酒もありますが、夏場の作業後は、
井上さんもビールが多くなるそうです。
わかる気がします!!

いよいよ、製作スタート。
たんたんと無駄なく作業が進みます。
まるで井上さんの作品のよう…
簡単そうに美しい作品が仕上がります。
様々な道具も使用されていますが、遠心力や重力を利用します。
竿を回せば遠心力で長く伸び、竿を上に上げれば重力で自然と浅く広がります。
これは型たち。
作家さんが使用されている道具にはなせが魅力を感じます。
使い込まれた道具もその人そのものを表しているように思えます。
型を使った作品作りも見せて頂きました。
なるほど!最初に型に入れて型を付けたら最後までその模様が残るんですね!
綺麗!!牧山ガラス工房のガラスはとても透明感が高く、
ぽってりとして綺麗ですね。
思わず「これ下さい!!」と言いたくなる程、
美しい作品がいとも簡単に出来上がるように見えましたが、
井上さんから「やってみますか?」
と聞かれ、私もガラスを吹かせて頂く事に…
どんな物が作りたいか、描いてみてそれになるべく近づけましょう、
という事で製作スタート。
私自身が吹いている写真も撮りましたが、UP出来ないほどの顔に後から驚きました。
ものすごい顔で吹いていました。
そうなのです。体験された事のある方ならお分かりかと思いますが、
吹きガラスはかなり肺活量が必要です。
なかなか空気が入らず、ガラスが冷めてしまい、何度もやり直ししました。
そして成形…

見ての通り、おとととととととっ............
ぐちゃぐちゃになりそうになる所を井上さんのお力で
何とか形にして頂いたのですが、
結局井上さんにかなりお任せする事になってしまいました。
一度にたくさんの事を考えながら手を動かし、
一つの作品を作るのは本当に大変です。
どんな物が仕上がってくるか今から楽しみです。

その後は井上さんご本人に金沢市内をご案内して頂くという、
豪華ツアーになりました。
まずはお昼ご飯を食べに21世紀美術館近くにある
お蕎麦 更科藤井さんに連れて行って頂きました。
ん〜〜、思い出すだけでもお腹が空きます。
単純な私は、そばビールに飛びつき、
取材にも関わらず一人頂いてしまいました。
井上さんも少し召し上がって下さいましたが、、、
グラスは井上さんの作品です。
作品を作られる際は、井上さんの手のひらが基準になるそうなので、
女性が一人でビールを飲んでも許されてしまいそうな???
上品なサイズ感とフォルムのグラスです。
野菜のかき揚げ 天ぬき
お出汁に加賀野菜の金時草やミニトマト、
トウモロコシなどの天ぷらのみが入っている、
揚げ物を食べた記憶がその後お腹の中にはまったく残っていない程、
お腹の中が癒される優しいお味でした。
そして夏らしいみょうが蕎麦
細く繊細なお蕎麦と優しい味付けにみょうがのさっぱりさ、
この夏もう一度食べに行きたい程美味しいお蕎麦でした。
器はもちろん井上さんの作品。
このお蕎麦のためにこの器は生まれたとか。。。
私自身も自宅で使用しておりますが、今の季節は本当に大活躍です。
冷たい麺類を頂くときは毎回こちらを使用します。
残念ながら今現在Carafeではこちらの器は完売しておりますが、
ご注文は承りますので、気になる方は是非是非おすすめです。
(仕上りは少し先になるかもしれません。)

その後、金沢の老舗酒造『福光屋』さんに伺い、
試飲をさせて頂き、お酒とおつまみに豆腐味噌漬けを購入。
帰宅後、頂いたお酒ととうふみそ漬けはしばらくの間、毎晩の楽しみでした。
購入したお酒は、福正宗 純米吟醸 生貯蔵酒 金沢涼風。
百年の時をかけて福光屋に辿りつく清冽な仕込み水「百年水」と、
石川県産の酒造好適米「石川門」、金沢生まれの「金沢酵母」で
仕込んだ純米吟醸の生貯蔵酒。おすすめです。
帰り際にペットボトルの百年水も頂いてしまいましたが、
角がなく、混じりけのない純粋な”お水”の味に感動しました。
お酒と共にとうふみそ漬はお取寄せ決定です。
毎日ちびちびと頂きましたが、日本酒に抜群に合います。
『福光屋』さんはオンラインショッピングも可能ですので、
お酒好きの方は、是非☆
『福光屋』さんオンラインショップ→http://www.fukumitsuya.com/

その後東茶屋街へ、、、
ひがし茶屋街は金沢に残っている3つの茶屋街の中でも
最も規模が大きな茶屋街です。
ひがし茶屋街は石畳の道の両側に紅殻格子のお茶屋が並んでおり、
江戸時代の雰囲気を残しており重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

まずは、茶屋街手前の昆布・海産物しら井さんへ連れて行って頂きました。
昆布巻など少し購入しましが、もっとたくさん購入すれば良かったと帰宅後後悔。
こちらのお店も電話、FAXでの注文が可能ですので、ご興味のある方は是非。

その後、加賀棒茶の茶房一笑さんへ。
一笑さんの2階から簾越しに眺める茶屋街は、
江戸時代にタイムスリップしたかの様な気分になりました。

続いて初体験の麹屋さん。
高木糀商店さんに連れて行って頂きました。
歴史を感じる建物、そして糀の歴史。
去年頃からブームになっている糀ですが、
180年以上も前から高木糀商店さんはこの街にあり、
金沢の人々の暮らしを支えていらっしゃるのですね。
私自身少し遅れて糀ブームに乗っかった一人ですが、
今では毎朝自宅で作った甘酒を欠かさず飲んでいます。
冬場は温めていましたが、今は冷やして頂いています。
飲む点滴とも言われる甘酒を毎朝飲む様になり、
体の調子、肌の調子が少しばかり良い様な気がしています。
高木糀商店さんで頂いた甘酒のミルク割、かなり美味しかったです。
牛乳で割る場合は、一日置くと馴染む、と教えて頂きました。
名古屋ではスーパーで300gとかを大量に購入していましたが、
2kg購入して帰りました。すでに残り1kg。
お取り寄せも可能という事なので、
今後はこちらでkg単位で購入していきたいと思っています。

続いて季節の食堂Fratinoさんへ
井上さんのグラスで最初のお水が、、、
井上さんの色重ねグラスは、色を揃えても素敵ですが、
バラバラの色で使っても素敵ですね。
お水が一段と美味しく感じました。
手作りのスイーツやドリンクも美味しくて、思わず食べ過ぎてしまいました。

井上さんは、しゃべり方や人柄はとても優しい方ですが、
とても芯が通っている方だと感じました。
まさに作品も柔らかいけど、芯が通った感じがします。
作為が全面に出ている作品はこちらをすこし緊張させますが、
井上さんの作品にはそれがなく、すごく素敵なのに自然に日常的につき合える
雰囲気を持っています。シンプルだけど足りない所がない、そんな作品ばかりです。
飾り気が無いだけに、ガラスの色や形にこだわるとか。

お昼時に飲んだビールが効いたのか、井上さんの豪華ツアーに夢中になりすぎて、
大切な事を聞けたのが、最後の最後の車の中。
作品作りで大切にしている事は?とお尋ねした所、
ガラスを見て『キラキラしてキレイですね。』とよく言われるそうですが、
井上さん自身は影がとても好きで、ガラスの光に含まれる影や、
影に含まれる光、を感じられる作品にしたい。
作品とインテリアに映し出されるガラスの影や光全体で
一つの空間として見て頂きたい。
そんな大切で貴重なお話を聞く事が出来ました。
何となくCarafeが井上さんの作品が好きな理由が分かった様な気がしました。
なぜならCarafeが提案するインテリアも影をいつも大事にします。
影が美しい照明をご提案したり、
光というよりも影が美しいインテリアをご提案する事が多いです。

井上さん、お忙しい中丸一日お付き合い頂き、本当にありがとうございました。
貴重な作品たちを大切に販売していきたいと思いますので、
これからもよろしくお願いいたします。
8/5(日)までに開催しておりますので、是非遊びにいらして下さい。
ご来店心よりお待ちしております。

Staff S.
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